CDを読み込んだ時にそのCDの情報を取得する
iTunesやWindows Media Playerなどの音楽管理ソフトを使用してCDを取り込むと、
そのCDの情報を自動で取得してくれる機能があります。
この技術は『 CDDB 』と言います。
以前は、音楽ソフトに取り込んだあと、手入力で曲名やアーティスト名を打ち込んでいました。
アルバムとなるとかなりの曲数になりますので、全て手入力するのは非常に手間がかかりす。
CDDB とは
iTunesやWindows Media Playerを使用してCDをパソコンに取り込むと自動的に
- 曲のタイトル
- アーティスト名
- アルバム名
など、そのCDの情報を取得できます。
この技術はCDDB(Compact Disc DataBase)といい、
CDの情報が格納されているデータベースにインターネットを介しアクセスして
情報を取得してくれています。
CDに入っているのは、オーディオデータになりますので、
曲のタイトルやアーティスト名などの情報は入ってないんですね。
そこでこのデータベースにアクセスして、曲・アルバムの情報を頂いているというわけです。
この情報を取得するには、
- インターネットに接続されていること
- 取り込むCDがCDDB(データベース)に登録されていること
が、まず条件となります。
また、音楽管理ソフトによって使用しているデータベースが異なりますので
登録する側としては、多くのソフトに対応させるために、いくつものCDDBへの登録が必要になります。
iTunesでは取得できるのに、Windows Media Playerではできないというのはこのためです。
CDDB と音楽管理ソフト
いくつかあるCDDBですが、比較的使用している人の多そうな
アプリケーションをもとにいくつか紹介します!
gracenote
gracenote社が運営するCDDBです。
- iTunes
- RealPlayer(~ver10.5)
- その他多くのアプリケーション・ネットワーク対応音響機器・カーステレオ
などが対応しております。
allmusic(AMG)
All Media Guideが運営するCDDBです。
- Windows Media Player
- プレイステーション3
- RealPlayer(ver11~)
などのアプリケーションが対応しております。
その他のCDDB
- FreeDB
- Discogs
- MusicBrainz
- GD3
- Moozone
- Pandora
公表はされていないようなのですが、Windows Media Playerの参照しているCDDBが「gracenote」に変更されたという話があります。iTunesと同じCDDBを使用しているみたいです?
CDDBに曲を登録する
では、『gracenote』を参考に登録方法をみてみましょう。
gracenote
gracenoteの登録方法は、公式サイトのFAQで紹介されています。
公式サイトのFAQ →
iTunesを使用して登録する方法です。
詳しいやり方は公式サイトをご確認してほしいのですが、iTunesで登録したいCDを読み込み1曲つづ情報を入力していきます。
- 「曲名」 – 楽曲名を入力
- 「アーティスト」 – 楽曲を歌唱や演奏しているアーティスト名を入力
- 「アルバムアーティスト」 – アルバム全体におけるアーティスト名を入力
- 「ジャンル」 – 楽曲のジャンルを選択
- 「年」 – 楽曲が制作された年度(例:2019)を入力
- 「ディスク」 – アルバムの枚数を入力(例:1/2(1枚目/2枚中))
入力後、データをGracenote CDDBに送信(右上の歯車アイコンをクリックして「CDトラック名を送信」)すると完了です。
送信された情報が反映されるまでに5営業日程度かかるみたいです。
FAQには、間違ったCD情報の修正であったり別のアーティスト情報として表示される場合の対処法などもありますのでこちらも参考にしてみてください。