パソコンの選び方
その中でもまず用意しなければならないものに
- パソコン本体
- DAWソフト
があります。
ここでは、パソコンの選び方について考えてみましょう。
パソコンを選ぶにあたって私も良く相談を受ける内容で、デスクトップパソコンにするかそれともノートパソコンにするかや、そのパソコンのOSをどうするかがあります。
デスクトップパソコンにするか。ノートパソコンにするか。
本音を言えば両方!と言いたいところですが、そういうわけにもいきませんね。
判断基準としては、
- 自分の制作スタイル
- パソコンのスペック
が重要になってきます。
これから始める人は、イメージがつきにくいかもしれませんが、
制作・作業場所が自宅(特定の場所)なのか、
それ以外の場所(持ち運ぶ)なのかで考えてみて下さい。
自宅がメインになるのであれば、デスクトップパソコンの方がおすすめです。
その理由としては、
- ノートパソコンよりも基本的にスペックが高い(同じ価格でもハイスペックのものが多い)
- メモリ、ストレージ(ハードディスク、SSD)の増設、交換が用意
- ディスプレイの拡張、変更が用意
などがあります。
ただ場所を選ばないノートパソコンもかなり魅力的です。
外出先(スタジオ)などでの録音やライブでのパフォーマンスに使用したい場合は非常に便利です。
デスクトップに比べると同等のスペックでも割高にはなりますが、持っていて損はないでしょう。
DTMでメインのツールとなるのがDAWソフトですが、
DAWソフトの処理能力は、パソコンのスペックに依存してきます。
トラック数が増えてきたり、最新のサンプリング音源、エフェクトプラグイン(有料の高音質なもの)などを使用した時など、かなり動作が遅くなることがあります。
これは体験してみるとわかるのですが、かなりのストレスです。
後々の買換えのことを考えると、ある程度スペックの高いものをはじめの段階で準備した方が良いのは確かです。
例えば、SteinbergのCubase Pro 9.5の場合(Steinbergの製品ページより)
のような動作環境になります。
使用するDAWソフトが決まっている場合は、
そのソフトの動作環境に合わせてパソコンのスペックを決めても良いかもしれません。
表記のものは最低限のものと考えて、できれば余裕のあるスペックにしておくと動作も安定します。
理想としては、
CPU:64ビット Intel / AMD マルチコアプロセッサー (Intel i5 以上推奨)
→Intel i7
メモリ:推奨 RAM サイズ: 8 GB (最低 4 GB)
→16 GB以上
ストレージ:ディスク空き容量: 18 GB 以上
これは空き容量となってますが、ディスク自体の容量は、500GB以上 のものがおすすめです。また、HDDよりSSDの方が断然快適に作業できますが、大体のパソコンは自分で交換もできますので、始めはどちでも良いと思います。
これはあくまで理想ですので、ご自身のご予算と相談してください。
最近販売(2019年現在)されているパソコンであれば、MacでもWindowsでも大抵問題なく動作します。
OSをどうするか / Mac or Windows
次にパソコンのOSですが、一般的なOSにMacとWindowsがあります。
簡単に紹介しますと、
Mac
Macintoshの略称でApple社が開発・販売を行っているコンピュータ。
OSの開発からパソコン本体の製造まで、一貫してAppleが行なっています。
iPhoneやipadなどでも親しみはあるかと思います。
Windows
Microsoft 社が、開発・販売を行っているコンピュータ。
OSの開発はMicrosoft が行い、他の会社がwindowを搭載するパソコンを作っている。
パソコンに関しては、もっとも有名なOSがWindowsです。
個人的には、Macの方をお勧めしますが、使い慣れている方で良いと思います。
これに関しても、DAWソフトが決まっている場合はそのソフトの動作環境を参考にしてOSを選んでも良いです。
ソフトによってはMac、Windowsどちらかにしか対応していないものもあります。
最近では、どちらにも対応しているソフトがいぶ増えてはきましたが、購入する場合は、注意が必要です。
私的感覚ですが、参考にして下さい。
Mac
- 動作が安定している
- DTMで使用しているユーザーが多いので、情報が入ってきやすい
- バックアップや本体の移行(パソコンの買い替え)が容易
- デザイン
Windows
- Macに比べてると、同じスペックでも安価で購入できる
- DTM関連の対応ソフト(DAWソフト)が多い
- 自分でカスタマイズする場合は、かなり高スペックにカスタマイズ可能
パソコン選びはDTMをする上で非常に重要になってきます。
自分の制作スタイルや将来的にどのようなことをしたいかなどを考慮して選んでみてください。